国家ブランド指数 日本は4位。実感あります?

国家ブランド指数。

 

ドイツのGfKという調査会社が

毎年発表しているもので

 

これ

 

文化

国民性

観光

輸出

統治

移住

投資

の6部門をネットで調査して結論を

毎年発表していますが

2017年度版が先日発表されました。

 

1位はドイツ

2位は昨年は5位だったフランス。

昨年1位のアメリカは

なんと6位に後退。

で、日本はと見ると

 

昨年よりランクアップの4位。

 

多少驚いています。

 

これ

各部門ごとに考えてみます。

 

個人的に。

 

文化、

これは確かに納得できる範囲にはあります。

明確に変化する時代を通して

守ってきた

いやそれが「当たり前」との

繊細な文化を我が国は持っています。

国民性についても

懸念材料である学力の低下を差っ引いても

まだ良識的な方が多数ですから

これは良しとしましょう。

 

観光、

これは訪れる方の感想ですから

我々が勝手に判断するものではありません。

ただ言える事は

文化財に真贋において

近隣諸国

特にお隣と違い

「本物」が多いのは確かであります。

特に建物については

「いにしえ」のまま

原型をとどめているものが多い。

 

輸出

これについてはつい20年前と比べて

かなり低下しているのは否めません。

「もの作り」は極狭い範囲でしか

生き残れない経済構造になっています。

私もMade in Japanが欲しいのですが

見つけるのに一苦労する有様ですから。

「特許」

も輸出に繰入れても

他国との優位性はやや落ちている。

ですからこれを手放しで

「ああそうですか」

とは言えない。

 

統治

これは文句なしでしょう。

政権が転覆しそうな物騒な話は

終戦後聞いたことがない。

これは文化と深く結びついていると

考えます。

現実、よそ様では

「朝令暮改」

が当たり前の国もあるのでして

それを別にしても

外交で一定のスタンスを保てるのは

存外、首相の

「ごく当たり前」のことしか

声明しないとのマスコミの評価とは裏腹に

水面下ではかなりの決断を持って

対峙してらっしゃると勝手に想像して

外から見る我が国は

結構まとまりのある国との評価。

じゃなかろうか?

との勝手な推測。

 

移住

これは決してこの順位とは思えない。

日本国籍を取得するのが如何に大変か

それは論を待たない。

だがこれも

我が国独自の文化に根ざすものです。

実に排他的。

でもそれがあるから

現在の私らの国が保てているのでして

これがなし崩しになりますと

各方面で影響が出るのは必至と考えます。

 

長いこと日本人をやらせてもらってますが

誤解を恐れずに申し上げるなら

いたるところで見る看板の表記が

ハングル、簡体字、そして日本語には

大変な違和感を持ちます。

その違和感が移住を拒む遠因と考えます。

 

次に投資

これは先行き危ない。

現在東証におけるかなりの金額を占める

海外からの投資。

それを構造的に捉えると

本当に先が見えない。

盤石と思われていた日本の大企業の

相次ぐ不祥事

また消滅。

これはそれぞれの今まで書いた要素

特に「輸出」が

複雑に絡み合うと考えますが

これから先

海外の投機筋の引き上げも

十分に想定しなければいけない現状だと

私は考えます。

 

どうだったでしょうか?

 

実際に日本に居住していて

 

持っている自分の国の評価と

海外からの評価が

随分と乖離している事に驚きます。

 

逆に捉えますと

「よその国はまだひどい」

と結論して良いのでしょうか。

 

でもね

完全二極化され

「下層」認定の私としては

この「国家ブランド力」は

「はて?」

と首をかしげる日常なのですよ。

 

アイキャッチ、画像は全て

Anholt-GfK Nation Brand Indexさんの

HPのものです。

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