カシオGショックを改めて見直す。

そら、景気の良い時期には

毎年一本つづ買っていました。

結構値段の張るやつ。

私は時計好き。

 

しかし今年に入り

AppleWatchを手に入れてから

 

時計に対する思いが変わりつつあります。

 

実に軽くてよろしいのです。

おまけに腕にフィットしてますから

存在を意識しなくてよろしい。

 

iPhoneと連動してますから

「お知らせ」

着信もスマホを取り出さなくても

誰だかわかります。

常にiPhone側はサイレントにしてますが

腕に振動が来て相手が表示されますから

大変便利。

 

イヤホンからも音声で誰からの電話か

知らせてくれますから

ホントに便利。

 

ところで使い始め

「こりゃいいや」

と思い始めたら時計に対する価値観が

全然違って来たのを憶えます。

 

今まではブランド

 

そのブランドにおけるポジション

そして個体の素材によって

自己満足でしょうが

ヒエラルキーがあり

常に上を上を求めて

買っていた様に思います。

 

その価値観をあざ笑うかの様な出来栄え。

チープですが

持ち主の価値観を顕している様で

現在は満足しています。

 

そこでフト思い出したのが

 

カシオのGショック。

 

これも一時、狂った様に

買い漁っていた時期がありまして

結構な本数を所有しています。

 

昨夜しみじみとそれらを眺めていますと

結構な年月を経たせいか

やや電池切れを起こしつつあるのが

チラホラ。

 

その中に

画面は消えていましたが

明かりに向けますと

息を吹き返した個体が一つ。

ソーラバッテリーの製品です。

それが息を吹き返したのみならず

正確な時刻を表示しています。

 

思い出しました。

これ電波時計で

日本はおろか海外でも

電波を勝手に拾って

正確な時刻を表示する機能が

搭載されたものだったのです。

 

これもまた思い出しました。

子供が中学に入り親元を離れる時

持たせる時計で悩んでいた時

頑丈で正確な「これ」を持たせた事を。

 

時は過ぎ

年頃のなった彼は

彼の目には「子供じみた」この時計を

嫌がり家にあった時計と交換して

置いていったのでありました。

現在彼はもう高校生ですから

「よかろう」

とソコソコのものを持たせました。

 

で、マジマジとGショックを眺めますと

AppleWatchに見慣れたせいか

私には全然違和感がなくなっていたのです。

 

それどころか

過酷な状況でも正確に動き続ける

健気さに感動すら覚えました。

 

そしてチープな時計に見慣れた目には

合成樹脂バンドが妙に心がくすぐられます。

貴金属、ステンレスでできたバンドが

とても煩わしくなっていたのですね。

明日からこのGショックを使い始める

そのことになんの違和感も感じません。

 

AppleWatchの欠点は充電が必要な事。

もっとも多機能ですから

それを補って余りある部分もあります。

当分は交代交代で使うのでありましょうが

もっとも驚くべき点は

 

私にとっての時計の価値観の変化でしょう。

 

これも時代が

そう感じさせるのかもしれませんね。

 

大枚叩いて昨年メーカーにてオーバーホール

したのですが

今まで使っていたロレは元箱に納め

タンスの中に仕舞われたのでありました。

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