「終わらない歌」は私の人生の応援歌。ブルーハーツは今でもいいよ!

世の中に冷たくされて
一人ぼっちで泣いた夜
もうダメだと思うことは
今まで何度でもあった。

 

これ若い人は知らないと思うけど

今はなき日本のバンド

ブルーハーツの

 

「終わらない歌」

 

の一節。

 

このバンド

デビューしたのは正確にいつだか知らないけど

初めて聞いた時の印象は鮮烈でした。

なんで知ったんだったかなぁ?

それも覚えていません。

 

当時の日本のバンドと言えば

そのテクニックとか

メロディで聞いていた印象があります。

歌詞で聞かせるロックはあまりなかった。

そうねぇ

カルメンマキ&OZとか

それくらい。

かな?私的には。

 

ロックは筋金入りで好きだけど

全然興味なかったジャンルに

パンクがあります。

発祥は英国は

セックスピストルズだったかなぁ

クラッシュだったかなぁ

世界的に注目されてましたが

全然興味持てなかった。

 

それから幾星霜。

「なんじゃこら!?」

のバンドが現れたのです。

 

ボーカルの甲斐さんの印象が

チトおかしくて

「やっぱその手合い?」

だったんだけど

見事に日本語でロックしてました。

単調だけどそれがまた良かった。

 

初めて聞いたのは

「リンダリンダ」だったかな?

 

次に興味を引いたのが

曲を作ったのは

ギターのマーシーさんですけど

「終わらない歌」

で、冒頭の歌詞なのですが

これ、どの時代の私にも当てはまります。

 

本当に

「もうダメだ」

と電気を消した事業所で泣いた事が

マジにありました。

 

順調に行っていた最中に

思いもしない落とし穴にはまり

突然全財産無くし

家族もいるのに

途方にくれた深夜で独り。

八方塞がりで頭真っ白。

「なんで?!」

恥も外聞もなく大声で泣いてしまった。

 

それでも生きていかなくては

ならなくて

どうにか違う道を歩き始め

これで行けるか?

と思った矢先

 

今度は職員に裏切られ

大穴を開けられて遁走された。

 

大ごとの後始末の最中に

「やっぱりダメかぁ〜」

と椅子に深々と沈んだこともありました。

 

今でも悩みは多いし

大きくて

そしてそれは益々増えそうな気がします。

 

我々自営業者は信用第一。

色んな事件が起きるたびに

銀行と対峙して

印籠を渡されるのではないかと

そら「絶望」の二文字が浮かんだことも

2度ほどありました。

 

ブルーハーツの歌詞は続きます。

 

本当の瞬間はいつも
死ぬほど怖いものだから
逃げ出したくなったことは
今まで何度でもあった。

 

これ実に沁みるのですよ。

本当に思いもしない出来事が

我が身に降りかかった時

現実とは思いたくない怖さがあります。

 

「夢であってほしい!」

 

しかし現実の時間は過ぎて行きます。

「もう正面からぶつかるしかない。」

そう腹を決めて

複数の銀行に向かう時

それも怖かった。

 

「否決、全額一括返済!」

 

と言われたら

類は私だけでは止まらず

どう後始末つけるかによって

各方面に迷惑が及ぶのは必至。

 

しかし

お相手の支店長さんが

やけに親身に心配くださり

社内で合意を取り付け

なんとか最後まで事故もなく

完済させることができました。

 

今振り返れば

あれだけの金額

良く返したと思いますよ。

結構頑張ったもんね。

 

歌詞は続けます。

終わらない歌を歌おう
くそったれの世界のため
終わらない歌を歌おう
全てのくず供のために。

 

思い返せば

みなさん

「くそったれ、くず」

の私の為に歌って下さっていたのですね。

 

気に留めなければ

なんてことないロックの一曲。

それも大昔の。

ですが私は今でもつい口ずさんでしまう。

 

どの様な経緯でこの曲が生まれたのかは

知りません。

それはどうでも良いのです。

聴く人の感性にどう響くかは、

多種多様。

 

私にはこの一曲は

サラリーマン捨てて

「看板」もなく

「後ろ盾」もなく

一人で借金背負って生きて来た人間にとって

それはそれは深く沁みるのでありますよ。

 

現在は借金もない代わり

貯金もありません。

これからまた新しい事業を始めるに当たり

今度は違う問題が噴出。

それでも進まなければならない。

 

でもね

この歌の通り

歌ってくれる人が必ずいるのですよ。

 

そう信じて前に進みましょうかね。

 

アイキャッチは事務所の引越しの際

持っていたCDが迷子になったので

Amazonさんからお借りしてます。

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