化膿した小指を切開する。その一部始終。

左小指の爪の端が少し剥がれていたので

とげぬきで引き抜いたのは数日前。

 

それから段々と赤くなり

大げさに言うと拍動痛と共に

腫れ上がって行きました。

なんだかバイ菌が入り化膿したみたい。

 

小指の先端が1.5倍位に膨らんじゃった。

 

幹部をグッと押して見ますと

明らかに溜まった膿が見えます。

そして

これまた結構な熱を帯びてます。

 

なんつうか

子供みたいにその痛みと腫れ様を

楽しんでいましたが

いよいよ「こらアカン」。

 

痛いのですから何を持つにしても

小指を立てる癖が付きそうであります。

 

ロン毛で髭面のオッさんが

何事にも小指立ててる所作は

想像もしたくありません。

 

で、これで

自分で少し切り込みを入れ

中身を出そうと考えましたが

まぁ年も年ですから

更に悪化してはいけないと

いつもの竹下先生の元に。

 

「あ〜これは抗生物質では無理だね。」

 

理由はと言いますと

患部には数百万のバイ菌が入っていて

抗生物質ではそれは全滅させられない。

数百個残ったとして

それがまた繁殖を始める。

 

で、

「切開して出しちゃお」

 

であっさり切る事となりました。

 

外科的にあらかた菌を出したところで

残党を抗生物質で殲滅する。

のだそうです。

 

「今から麻酔するから」

「先生イイっすよ。そのまま行きましょう」

「いやいや一応病院だし、ちゃんとしないと」

 

で看護士さんに

 

「キシロカイン3mm!」

 

看護士さんは

「はいキシロカイン注文頂きましたぁ!」

 

とはなりません。

病院ですから。

 

粛々と厳かに手慣れた準備が

始まります。

 

で消毒を始められました。

で、指を含め周辺は真っ茶色。

「先生、写真撮ってもいいですか?」

「あ、いいよいいよ」

 

だって滅多にない機会ですから。

先生も「常連」の頼みを快諾。

 

で注射を指の根元にチュ〜っと。

患部に打つと麻酔以前に激痛だそうです。

 

待つ事しばし。

3分間。

カップ麺と同じ。

で痺れてくるのがわかります。

 

「ほんじゃ行きますよぉ〜」

 

で、サクッとな。

痛みは全く感じない。

 

つか流石に病院ね。

何事も遺漏なき様に行われます。

私が医者だったら

「ちょっと痛いけど我慢してねぇ〜」

 

だってバッサリじゃなくて

サクッですから。

 

そしたら

まず

ドッと先遣隊が出てきました。

そしたら今度は先生

絞り出す様に

拭き取っても拭き取っても

結構な量が出てきます。

あら随分溜まっていたのね。

こりゃ痛かった訳だ。

 

出し終わりますと

念入りに消毒。

「甘く見ないでね」

「薬出すからちゃんと飲んでね」

 

で、看護士さんが包帯を巻いてくれて

おしまい。

最近病院に行くことが多い。

 

段々と体が弱っているのでしょうかね。

 

現在老人医療費の問題が

ニュースを賑わせる事もしばしば。

こら、我々世代が老人になった時の

「物入り」が心配になるのでありますよ。

 

しかしこの先生

本業は「外科」ですが

頼みゃ何でも見てくれる。

実に頼もしいのであります。

 

自分の履歴を持っている医院がある。

結構心強いものがあります。

先生の語り口は特上に優しいし

「かかりつけ」の病院としては

わたしゃ「イチオシ」です。

 

ただし熊本ですけどね。

 

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