衆議院選挙、お隣は党大会。気になる人「李書磊さん」。

話はまたぶっ飛ぶんだけど

お隣の中国。

 

党大会が一昨日から始まった。

 

この大会で新たな指導部の陣容が

25日に発表になるとおもう。

 

我が国の選挙の真っ最中に

なぜお隣の国の人事を考えるか。

 

それは彼の国が現在世界経済の動向を

握ってそれを背景としているのは勿論だが

当然その指導者の意識の違いが

その国だけではなく

隣接する我が国はおろか

世界の政治のあり方を左右するとも

考えるからである。

 

時は同じく両国の指導者層が

また新たになるのであるが

民主主義と共産主義であるから

当然その人選は両国で大きく違う。

方や選挙、方や密室。

 

選挙の場合、各党、候補者が

「公約」もしくはマニュフェストなるものを

声高に叫ぶ。

考えたのだが

それらは単なる希望を述べているのであり

プロセスに過ぎない。

よしんば政権を取ったとしても

大衆の思惑通り、公約通りに

事が運ぶ保証はどこにもない。

戦後慣れ親しんだそれが民主主義ではある。

 

ところが彼の国では違う。

勿論派閥争いはあるにしても

極限られた人たちにより

密室で選ばれ結果だけが発表される。

そしてその我々の想像を超えた権力を持って

当分の間、国の方向性が決まってしまう。

 

それは歴史を見れば明らかである。

建国後の毛沢東さん。

飢餓に苦しみながらも核開発を続け

大国と対等にものを言える国にしてしまった。

 

現在の経済的発展を方向づけた

改革開放路線の鄧小平さん。

南巡講和から25年。

それは見事に大当たりをして

現在、経済大国となっている。

 

習近平さんになってから5年。

そろそろ次の一手が出て来ると予想する。

で、以前から気になっている人物がいる。

 

李書磊(り しょらい)さん。

 

彼が序列何位に入るのか大変関心がある。

彼は従来の政治家とはチト違う。

 

歴代の首脳部が政治手腕にもの言わせて

もしくは「権力闘争に打ち勝って」

とは少し事情が違っている。

 

経歴を見てびっくりなのだが

14歳で北京大学に入学。

要はオツムの出来が全然違うのである。

 

現在、習さんのスピーチライターと

言われている。

外務省の記録によれば

21年には中央党校訪日団の団長として

我が国にも来ている。

その時の肩書きが副校長だったから

若年にしてその能力が如何に

秀でたものか象徴している。

なにやら次元の違う今迄にない

次世代の政治家像の匂いがする。

 

彼の様な指導部がこれから先

彼の国を引っ張って行くとすれば

それを外交にて対峙しなければならない

我が国は元より諸国の指導部も

それなりの能力を持たねばならぬ。

戦いには相手の武器と同等か

それ以上のものを持たねば

土俵にすら上がれない。

従来の政策、外交、人材では通用しない

そんな時代がやがて到来するであろう。

 

その手の類の話は至る所に転がっている。

ITの世界でも物流でも製品でも驚くものを、

これまた驚くほど若い人が開発している例は

枚挙に暇がない。

 

世界の若い人々の意識が変わっている。

 

進化と呼んで良いのか迷うのではあるが

国民が変わって行っているのであるから

当然

 

「新しい酒には」

 

を思い出すのである。

 

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