アウフヘーベン いやいや超久しぶりに聞きましたわ。

アウフヘーベン(aufheben)「止揚」でしたか?

 

ググればすぐ出るとは思いますが

これは我が分野にして意地でも記憶で書きまする。

と申しましても「方面」はずいぶん違いますが

一応「嗜み」として

記憶の引き出しの随分奥にある筈ですから。

 

話は突然変わりますが

この手の事柄は

ググって「わかった」様な気になる人がいることも

わたしゃ我慢ならんのです。

 

この手の学問は体系的に学習しないと

その部分だけ切り取ってわかったつもりになる。

それじゃダメなのです。

 

どう考えてもわかんねぇ事を

考えて考えて

悩んで悩んで

先輩諸氏にお尋ねして

先生の手も煩わせて

それでも

「なんとなくわかったかな?」

で若き日の思ひでが蘇るのでありますよ。

 

それが液晶の画面一発で

「さも」

と論じる方がおいでになる。

そんなお方がいらっしゃる事を

常日頃苦々しく思っておりました故。

 

そこら辺りがネットの限界かと

 

これもまた常日頃考えております。

だいたいカントも読んだことない奴に何がわかる。

 

すいません。

言葉が過ぎました。

 

話戻して

この単語、弁証法だと記憶しております。

 

これまた随分私にとっちゃ随分埃にまみれおりました。

それが突然昨日のニュースで

民進党の前原さんの口から飛び出した。

 

「はて奇怪な!?」

なのであります。

 

事の発端は新党「希望」の代表

小池さんから出ているらしいのですが

それが野党第1党の代表さんの口から出る。

時は解散、総選挙をどう戦うか。

 

その大事な時期に

こぞってググらなきゃいけない単語を

あえて使う代表の心理がわからない。

 

まず個人的な見解であることをお断りして

話を続けますが

私は政治的なことを書くつもりはありません。

あくまでも個人的な印象であります。

 

小池代表さんは

その経歴と政治手腕は、ちと「?」なのですが

あの上から目線の態度と物言いではありますが

評価すべき点は

「難しい言葉を使わない」

 

にあると思うのです。

実に、私にとっちゃ荒唐無稽なことを

わかりやすい言語で目新しく仰る。

 

で、見事首長の座を射止められた。

これもまた8対2の法則通りであります。

 

それはその道をお進みになる彼女の手腕ですから

文句のつけようもありません。

 

が、こと民進党の党首が

かような言葉をこの時点でお使いになった。

この場で国民がググらなきゃいけない言葉使っちゃダメでしょ。

 

あの単語

二つの意味を内含してます。

 

二律相反する意味を。

で、どっちな意味でお使いになった訳?

 

捉え方によっては

「投げた」様に聞こえるんですけど。

 

アイキャッチはGoogleNEWSから飛んだ

HUFFPOSTさんのです。