「銀行カードローン 金融庁が検査」 だそうだ。

銀行のカードローンの残高が5兆6千億円?

16年迄の過去5年間に金額は7倍増?

 

なんだか凄すぎる。

 

我が国が不景気になり

貸金業者に貸し出し金は

「年収の3/1まで」との足枷がかけられ

立ち行かなくなり

次々と大手のその手の企業は

銀行に買収されていった。

 

感想。

 

銀行は狡猾である。

 

世はマイナス金利。

通常業務では以前の様な利鞘が稼げない。

そこでカードローン。

何しろその世界では10%を超える金利。

それに銀行には総量規制がない。

金融業者に断られた消費者が

銀行のカードローンに流れている。

 

ニーズに合致したと言えばそれまでだが

銀行としては新手の市場を手に入れた。

それもかなりの旨味のある。

 

消費者側も地銀のそれに始まって

限度額まで達すると他の地銀。

さらにメガバンクのそれを渡り歩き

そしてそれが社会問題化して

我々の耳目を集める。

 

大昔は銀行に借りられない人が

その手の消費者金融を利用するのかと

思っていたが

現在はどうも様子が違うらしい。

いつの間にか逆転している。

 

その手の金融を否定するつもりは

全くない。

 

そら、急な出費で必要な時もあるだろう。

しかし、その手のカードの使途は

調査によると主に生活資金。

建設的な事業資金とは訳が違う。

だとすれば

一社のそれが限度額まで達した時

その時点で「終わってる」。

 

何故気が付かないのだろう。

実に不可解である。

やっているのは大の大人達である。

貸す方も貸してもらう方も。

 

借りたものは返さなければいけない。

 

当たり前である。

 

それが返せないと自ら気がつき

次の銀行に借り入れを申し込む時の

気持ちを察すると居たたまれなくなる。

 

世の中「二極化」が叫ばれて久しいが

このままの状態が進行した時

我が国の庶民の生活は

将来どうなっているのだろう。

 

これから増税、保険料の値上げ

年寄りの医療費負担の増。

年金受給年齢の引き上げ。

なんだか「八方塞がり」。

悲観するのは私だけなのだろうか。

 

世の中には頭の良い人もいるもので

「カードの現金化」

と訳わからん仕組みを作った人もいる。

なんだか「寄ってたかって」

との印象を持つ。

 

なんとか平和に暮らせる世の中が

約束されたものにしたいのである。

 

これ本音。

 

アイキャッチは金融庁のHPです。

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