2020年も迎えるにあたって。あなたはオリンピック?それとも?

2020年と言えば

そりゃもう

「東京オリンピック」

 

でしょうなぁ。

 

が、しかし

このキリの良い10年単位の年は

ちょい30年前までは

「日米安全保障条約」の更新年として

国挙げて大騒ぎしていたものでした。

 

なぜなら

この条約

10年更新なのですよ。

破棄したい場合は

その一年前に通告しなければいけません。

 

60年に時の首相

岸信介さん

現在の首相のおじいさんですな。

その方が締結されたのですが

その条約を巡り

国会周辺は連日大騒ぎでした。

 

そうです。

実際に見聞した訳ではありません。

悪しからず。

 

次の70年の更新年は良く覚えています。

「70年安保闘争」

 

と銘打って

学生運動が盛り上がっていましたので。

 

しかし「体制に変動なし」

は当時の学生活動家の方も

良くわかっていたはずでして

一種の「熱病」の様なものだったかもしれません。

 

でも一連の「反体制」がもたらした

カウンターカルチャーは

現在メインカルチャーとして

しっかり根付いたものも多数あります。

 

国家、体制を論ずるに

あれ程盛り上がった時期は

そうですねぇ

明治維新?

戊辰戦争?

それ以来かもしれませんね。

 

太平洋戦争は国民に是非を問うものでは

ありませんでしたし

敗戦後も同様でしたから。

 

サンフランシスコ講和が結ばれて

「国」として初めて結んだ大きな条約ですね。

 

しかし

その後の80年90年2000年

と時を刻んできましたが

その度に国会が取り囲まれることもなければ

各地の大学で火炎瓶が飛び交う事も

まるでありません。

 

当時、米国が一番意識した

「壁」の向こう側の事情も

変わって来たのが主な原因かも知れません。

 

が、条約はちゃんと生きていまして

現在はその中の

「地位協定」だけが稀に

クローズアップされています。

 

国民が意思を示しませんから

これは現状のままが望ましいのでしょう。

 

「2020年」と聞いて

わたしゃまず安保が浮かびますが

世の中は

まず「オリンピック」でしょう。

 

つと

現在の国会の眺めていまして

閣僚の重鎮たる麻生さん。

彼はサンフランシスコ講和条約を締結した

時の首相の吉田茂さんのお孫さん。

 

して

首相は、あの岸信介さんのお孫さん。

にして大叔父は

これまた「あの」佐藤栄作さん。

 

国会では役者は揃っているのに

何も起こらないと言う

私ら世代からしたら

なんとも平和になったものではあります。

 

アイキャッチは

子供の頃、大好きだった

「御馳走」

オムライスであります。

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