アップルウオッチの一番良いところは装着感の軽さである。

アップルウオッチの良いところ。

全てはその装着感にある。

 

この正月に

アップルウオッチを買ってからと言うもの

正直すぐに飽きて

元の腕時計をすると考えていた。

時計は数少ない男の装飾品。

 

私はダメージ系の服が好きで

夏はダメージのTシャツに

ボトムもダメージのデニムを

着用することが多い。

 

そのスタイルに

ロン毛に無精髭も相まって

チト怪しいオッさんになってしまう。

 

そこで腕にちょいと高価な時計をはめる。

 

「このスタイルを好きでやっているのね」

 

とか

 

「結構マトモじゃん」

 

と感じてくれるものと

勝手に考えていた。

 

その時計だが

誰しも知っているものでなければいけない。

100m先からでもわかるものが望ましい。

 

普段使いはロレックスのサブのコンビ。

これだと誰が見てもわかる。

いくら高価でもパテックなぞしようものなら

知ってる人が少ない故

「やっぱり怪しい」

となるであろう。

 

で、その時計だが

今まで意識していなかったのだが

結構はめている当人にとっても

存在感はあった。

異物感とでも言おうか。

それがまた当たり前。

第一「高価」なのであるから。

 

長年そう思っていたのだが

それがこの五月の半ばだと言うのに

まだアップルウオッチをしている。

なんとも「らしく」ないのである。

 

その原因は何か?

自分でも不思議であったが

それはiPhoneと同期しているから

便利なのはわかる。

しかしスマホ本体持ってりゃ済むことで

殊更ウオッチをする必要はないはずである。

 

一番の原因は

「その軽さ」にある。

装着感がまるでない。

時計で装着感がないものは初めてである。

 

同様の素材でGショックもあるが

あれも好きで数本持っているが

あれはあれで主張が強い。

装着感も強い。

 

そこへこのウオッチ。

まるで装着感がないにもかかわらず

最近認知度が高くなったらしく

安価ではあるが

「このオッさん、わかってるじゃん」

と見てくれるのである。

 

クラウドで同期しているのだから

スタイルとは裏腹に

「違いがわかるオッさん」

となってしまっている。

 

今までの腕時計のそれと違い

全く別の意味で「存在感」アリアリ。

それが身につけていないかの様な

存在の軽さと逆比例しているのである。

 

今までとは全く真逆の存在感の主張。

 

それができる稀有な時計ではある。

私はウレタンベルトを選んでいるが

それがまた軽さの一因であろう。

 

これはまた高級時計メーカーさんは

クォーツショックの時以来の

危機感を共有しなければ

いけない時代を意味している。

 

毎年高級時計をモデルチェンジして

物欲を刺激していた今までとは

これから先様子が違って来るであろう。

デバイスメーカーがこぞって

この分野に参入して来るであろうから。

 

既に「物好きだねぇ」

の時代は過ぎつつある。

 

実は他のメーカーさんのも求めたのだが

装着感はアップルウオッチが一番良い。

 

これから先

バーゼルの見本市が

どう変化していくのか楽しみである。

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