消えた歯医者さん。実に困った。けど行けない理由をこじつける。

積極的に行きたいとは誰しも思いませんが

ないと実に困るのが歯医者さんであります。

 

子供の頃から虫歯に悩まされ

その後も決して歯が丈夫とは言えず

度々お世話になっていた歯医者さん。

まことに「敷居」が高い。

だって痛そうじゃん。

 

しかしながら現代の歯科医療、

進歩著しく

痛くはないのですよ。

実際の話。

子供の頃

虫歯で痛くなった歯を

ガリガリとドリルで削られた記憶が

これが実はトラウマ。

なかなか消えないのですなぁ。

歯茎に打つ麻酔注射も嫌でしたね。

唇が二倍位の大きさになった錯覚と

「よだれ垂れてんじゃね?」

の感覚が生々しく蘇ります。

 

削るから痛いのではなく

元が虫歯でしたから痛く思うのでありまして

なんら歯科医師の皆様には落ち度はない。

のですが、待合で

高周波のドリルの音をBGMに

治療室から人が出てくるのを

横目でチラ見していますと

 

「次呼ばれるのは俺じゃね?」

 

動悸が早くなるのは

私だけではないでしょう?

そこのあなた。

 

ところで

昨年の今頃は

歯の治療中でありました。

週に二回くらいのスパンで

ちょいと離れた駐車場から

ドナドナ。

 

医院に着きますと

みなさん大きなマスクしていて

顔が見えない。

目だけ。

あれも結構「怖い」。

 

私だけ素顔晒しているんですから

不公平です。

 

まぁ年も年ですから

虫歯ではなく

噛み合わせやら

昔の詰め物のメンテが主ですけどね。

実際ホワイトニングしても

引き立つ顔ではありませんし。

あ、多少控えめに言ってます。

 

ところが昨年の4月

当地を襲った大地震。

まだ一年経っていませんが

当時はそら大騒ぎでした。

数週間生きていくのに必死でしたもの。

家の中の瓦礫撤去も済み

激変した生活やら経済状態に

少しは慣れてきて

さてまた歯科医に通おうかな。

と現実を取り戻しましたところ

当の歯科医院が

 

ない!?

 

物理的に

ない。

綺麗さっぱり

ない。

 

はて、どうしたものか?

 

そこで普通の方なら

他の医院を知り合いに紹介してもらうなり

自分で探すなり

従兄弟が歯医者してますから

積極的に行けば良いものを

私は少し違ってました。

 

この医院の再開を待とう!

その魂胆は

更地ですから

「竣工するまでには随分かかるであろう」

との目算から

歯科医に通えない理由を

無理やりこさえているのです。

 

物事はなんでもそうですが

先手先手が勝負を決める。

 

人生もそうです。

見栄やら、

「人はどう思うか?」

を気にするあまり

つい、問題を先送りして

「時すでに遅し」

の場面に何度遭遇したことか。

それに遅まきながら気がついた次第。

 

今度の土日いずれか

ある人物と会う事になりました。

今日電話したのですが

相手がどう思うのか

「別にいいじゃん」

と芝居じみた演出もなく

淡々と話す事としました。

何しろ「主体」は私なのですから。

人にリードされることはない。

正当な要求をすればよろしい。

 

それで結果がどう出ようと

こちらがありのままを出せば

意図しない結果はないのであります。

と言いますか

「正義」がこちらにあるのなら

その対応は単純にして

それもまた「正当」なのでありますから。

とやっと気が着きました。

 

ところで、くだんの歯医者さん。

再開するんでしょうかね?

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