ダウントンアビーの言葉の応酬が凄い件。

「ダウントンアビー華麗なる英国貴族の館」

ご存知、海外テレビドラマです。

 

使われている建物は言うに及ばず

小物に至るまで全て本物。

ですから重厚感は

セットとは丸で画像の深さが違います。

 

NHK総合の日曜夜11時から。

まだの人は一度ご覧あれ。

今週がこのシリーズの最終回ぽいですよ。

 

第一次大戦前後の

傾き始めた貴族階級の社会が舞台です。

見始めると止まらない。

今シーズン5ですかね。

 

中身ボロボロです。

この場合主人公貴族の「懐具合」ですが

それでもプライドが邪魔をして

素直に生きられない。

 

と言いますか

生きて行かざるを得ない階級の物語。

 

その貴族たちと従者たちの

それぞれの恋愛物語が主題ですけどね。

その絡み合いは

「ドロドロじゃん!」

ですよ。

 

ストーリーはともかく

このドラマ

セリフが凄い。

 

どう凄いのか?

極普通の会話に於いて

素直に「肯定」すれば良いものを

肯定した後にシニカルなジョークを必ずつける。

その返し技

キャッチボールの連続。

 

良く以前は言ってました。

英国ではジョークは必ず言えなければならない。

と。

 

これをジョークと捉えるか

単なる「皮肉」と捉えるのか。

いやいや

私に向かって

日常でこんな会話がなされたとしたら

瞬間にブチ切れます。

素直なたちですので。

肯定された後

皮肉とも取れる冗談をつけられた

そのお相手の

「本性が見たり」

なのですよ。

真っ直ぐ言葉を取れば良いものを

裏から考える狡猾な人間と感じます。

 

でもねぇ

英国に限らず世界中の昔の貴族社会は

そうだったのかも知れませんね。

我が国はもっと強烈だったかも知れません。

 

「歌」で返す。

これって会話よりもっと強烈。

掛詞ありーの縁語ありーの

で如何様にも取れる。

それを極めて短い言葉で

決められたリズムで歌う。

 

良かった。

由緒正しい庶民で。

言葉なり文字で

こんなにグサグサされたら

私、いくら安定剤飲んでも

間に合いませんもの。

 

アイキャッチはスターチャンネルさんからです。

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