ジョー中山さんの思い出。

ジョー中山さん

 

元フラワートラベリングバンドのメンバー。

 

その昔、

森村誠一さんの「人間の証明」の映画化で

その主題歌を歌われ

当時大ヒットを飛ばされた方ですね。

 

「人間の証明」の舞台である霧積は

国道18号

良く行く「峠の釜飯おぎのや」さんの

ちょい手前、

東京寄りから入って行くのであります。

 

あ 霧積は温泉ですよ。

 

確かに碓氷バイパスが出来るまでは

車でしたら軽井沢まで旧道ですから

昔は「秘境」っぽかったでしょうね。

 

元に戻して

ジョー中山さん。

フラワートラベリングバンドのボーカルですが

そら凄い音域まで出せる方でした。

 

上の方ね。

 

残念ながら11年に鬼籍に入られています。

 

日本のロックバンドとして本格的に

海外で活動した初めてのバンドです。

カナダが主だった気がします。

 

このバンド

結構いい曲出してるんですよ。

 

すぐに思い出せるアルバムとしては

SATORIとかMAKE UP。

 

勿論持っていましたよ。

 

「レコード」で。

 

曲調は今聞いても全然OK。

古さを感じさせません。

逆に今のロックシーンが退化しているのでは?

と思えるほどです。

 

Make Up

Satori Part2

特にこの2曲のイントロが素晴らしい。

YouTubeに上がっていますから

一度ご視聴あれ。

 

当時は「The Orient」のイメージ強しで

 

「やっぱ海外だとこんな売り出しになるのかなぁ?」

 

でしたが

聴き込むと

Satori Part2のイントロ、

実に素晴らしい。

 

エキゾティックにしてロックしてます。

 

高音部のゲージの使い方

これを早弾きしたら

まんま現在のメタルのリードですよ。

それも当時の日本では珍しかった

「ちゃんと弾いている」ギターなのです。

 

で、ボーカルのジョー中山さん。

 

伸びのある高音を存分に活かして

当時のロックボーカリストの中では

頭一つ、いや二つ

いやそれ以上かな

頭抜けていらっしゃいました。

 

私が一人でコンサートに行ける年頃には

既に、

とっくにバンドは解散していましたけど

色々なコンサートで「トリ」として

登場されていました。

 

まだ私が随分、

いや青かった時代、

私は中学の頃から良く歩いていました。

 

四谷から新宿とか

渋谷とか

 

今では信じられない位歩いていました。

横浜から帰って来た事も一度あります。

 

その日も歩いていました。

確か代々木公園付近だったかな。

 

そうしましたら

小さな子供を遊ばせているスリムな方が。

 

「ん!?」

ひょっとして?

 

思い切って話しかけたのです。

 

「中山さんですか?」

 

思い出しても

なんと言う間抜けな問いかけ。

 

「そうですけど」

 

ぶっきらぼうで怖そうな返事。

 

実際、顔も怖かった。

 

そこまでは覚えています。

実際話し始めますと結構弾みました。

中身は忘れましたが。

 

一応高校生でしたから

ノートはカバンに入っています。

別れ際

サインを頂きました。

 

その後、先の大ヒットを飛ばされるのですが

フラワートラベリングバンドのイメージが

私の中では強すぎて

違和感を持ち続けていたのを覚えています。

 

昨夜、いきなり先のイントロが浮かび

昔話しを一つ。

 

アイキャッチはAmazonさんのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です