ナラ レオン たまにはボサノーバ如何?

ナラ レオン

私のキーボード、

ポルトゲスには対応していませんから

カタカナで失礼します。

 

かなり以前、

熊本市の下通りに通町側から入ったすぐに

「松本レコード」がありました。

そこの二階に名物の男性がいらっしゃいました。

 

最近、年で名前がナカナカ出て来ない。

その内思い出しますが

髭ボウボウでメガネ

その奥の眼差しはいつも優しい。

「森のクマさん」みたいな人でした。

 

その方に随分お世話になったのですが

どう「お世話になったのか」。

彼は私の好みを熟知しており

ロックからクラシック

「甘め」の楽曲まで

ほぼ週一で訪れる私に

「これね」

といつもお勧めを出してくれていました。

 

たまたま行ったその日は

「甘い」のが欲しく

伝えました所

「ほい」

と出されたのが

Nara Leãoの

確かベスト盤だったと記憶しています。

私は彼女を存じ上げませんでしたが

彼が勧めるのですから

間違いはありません。

 

早速帰りの車の中で聴きましたが

いや、素晴らしい。

ボサノバと言えば

小野リサさんとジョピンさん

その程度しか知りませんでした故。

ボサノバのリズム感は

誠に心地良いものがありますが

それに歌い手の「優しさ」が乗り

独特であり、また心を和ませる

「ほっ」としたものがあります。

 

このナラレオンさん。

実に優しいだけでなく

歌い上げる時の切なさが素晴らしい。

角がない声のトーン。

巧みな表現力。

特に最後に収められている

Saudades De Voce

これは秀逸でした。

私の好み「直球ど真ん中」

 

これです。

これやっちゃいけないのですかね?

私のiTuneからですが。

 

元のCDはどこかへ行っちゃいましたが

それから幾星霜。

音源だけは脈々と手元のウォークマン、iPodと

引き継がれ現在もiTuneに元気でおられます。

後で知ったのですが

彼女、若くして召されてますね。

 

松本レコード、通称「松レコ」

地元ネタですいません。

随分親しまれていましたが

突然の閉鎖。

「森のクマさん」からは聞いてはいたのですが

現実になくなると困りました。

 

色んなものを紹介してもらうのもありますが

彼との音楽与太話が楽しみでありましたから。

店が消えて実に不便。

と言いますか寂しいですね。

 

思い返せばあらゆるジャンルに

目覚めさせて頂きました。

 

今はイタリアの女性歌手では

大御所になっていますが

ラウラ・パウジーニさん。

 

サンレモで賞を取り

「この曲いいよ」

La solitudine

今でもたまに聴いていますよ。

 

これはナラレオンさんと違い

コメカミの血管が切れそうになる様な

歌い上げ方ではありますが。

これもまた好きであります。

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