色々な感情を乗せて町を行く新築トラック。

新築できる人は幸い。

今日信号停車していますと

前に綺麗に切り出し

組み立てる様に「ほぞ」を入れた

木材を満載したトラックが前にいました。

アイキャッチの画像がそれです。

 

これが普通の年でしたら

「あら新築するのね。いいなぁ。」

で済むのですが

今年はそうはいかない。

 

再三書いています様に

倒壊した家屋の解体もままならぬ現状です。

それが終わり

この木材を満載したトラックは

家の新築現場に向かうのです。

多分。

 

思うに倒壊した建物の撤去も終わり

整地も済み

さらに図面も引き終わって

資金も手当て出来て

建築許可も降りている。

でこのトラック。

 

なんだか複雑です。

持てる者と持てない者の違いとでも言いますか。

 

私の友人たちには

「みなし仮設」や

倉庫に住んでいるのが現状としてありますから。

 

この家の注文主は

地震が起きたのが四月でしたから

全く更地の土地を手に入れて

建て始めたとしても早いですね。

 

ご存知の様に

家屋の地震保険は

火災保険の半額しか出ません。

それがこの速さで。

「やっぱ、持ってる人は強いわ。」

です。

勿論、お金の話ですよ。

住宅ローン、丸で関係ないのでしょうねぇ。

 

昨日でしたか

今回の最大の被害を出した

益城の友人から電話があり

やっと来週から解体に入ると

行政から電話が来た。

と喜んでおりました。

彼はこれから再建計画に

入らなければいけませんが

資金の目処が立たず

現状、今住んでいる所で

居られるだけ居て

それから考える。

との事でした。

 

で、目の前のトラック。

そりゃ資本主義

民衆主義の国ですから

個人の資力、裁量でしょう。

それはわかっているのですが

こうやって目に見える形で

突きつけられると

やっぱり考えてしまいます。

 

いくら九州だと言っても

やはり寒い。

特に最近の夜の冷え方は

こたえます。

私は幸い家具は全滅しましたが

寝る場所は大丈夫でした。

ですから夜は羽毛にくるまって

ヌクヌクと寝ることはできますが

本当に実際

本来は住居用には造られて居ない

敷地の倉庫の暖房も良く効かない所で

寝起きしている友人がいるのです。

 

この差はなんなのでしょうね。

 

考えちゃいます。

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