フォレスト・ガンプ
今でも好きな映画です。
何が良いのか。
ストーリーを敢えては書きませんが
ご存知でしょうし。
小さな所では
歳月が経っても軍隊時代のタナーに会う時は
必ず
「タナー小隊長!」
これ好きですね。
どこまでも上官として敬意を払う言葉。
斯くありたい。
ともすれば今の世の中
時間と共に馴れ合いになったり
その人を自分と同じ所まで持って来て
粗を探し批判を始める。
良くあります。
これは
まぁ映画だからしょうがないか。
主人公の一途さ。
これ、好きです。
設定と言えばそれまでですが。
でも観ていて、何か引っかかるとは
自分でもそんな部分を持ちたい気持ちの
裏返しなのでしょう。
永く生きていますと
「まさか!」
の事態に良く
良くでもないか。
ままそんな事態と遭遇します。
長年「友達」と思っていた人から
社会的、個人的にとんでもない仕打ちを受けたり、
要は、なんだかんだ言っても
やっぱり自分が可愛いのでしょう。
そんな目に何度か会いますと
この映画は何度見ても
善意に溢れて見える。
性善説を信じたくなるのです。
自分に悪意があったのなら仕方がない。
でも世の中には
その人の手に余る事が多すぎて
それで「仕方がなく。」
なのでしょうが
それが他人の心にもたらす傷までは
想いが至らないのが
正直、人間なのでしょうね。
後半部分で印象的なのが
ジェニーに言った言葉。
「僕とグリーンボウへ帰ろう。」
主人公の故郷。
田舎ですから広い敷地に
湖まであります。
そこで同じ体の傾きで釣りをする親子。
敷地の入り口から
夫婦手を繋ぎ枯葉舞う家までの道を歩く姿。
後ろ向きですが
「幸せ」を良く表現している。
何が起ころうとも
自分なりの「良き事」を信じ
ひたむきに生きる。
今日、何故この話を書くのか。
またまた人の裏側を見せられてしまい
DVDを見ていたのです。
その私に仇なした人も
私の知らない所で苦悩していたのでしょうし
私の知らない世界もお持ちだったのでしょう。
でもそれを「はいそうですか」
と受け入れられない私が
ここにいます。
まだまだ「青い」ですね。
最近、この手の話を良く聞く様になりました。
それだけ現代が病みつつあるのでしょう。
私も
グリーンボウ
帰るところを持ちたい。
素敵なところですよね。
映画では。
でもね
実際の話、
敷地があれだけ広く
家がその奥にありますと
水道管、電線を引くのも
敷地内部になりますから
工事費は自己負担。
トンデモナイ金額になるでしょうし
湖まである敷地となると
いくら田舎であるとは言え
固定資産税も半端ではないでしょうねぇ。
と、貧乏人は考えるのであります。
そう言えば先日アメリカの民間人としては
最高位の勲章を授与された映像が
配信されましたが
トム ハンクスさん、全然変わりませんね。
出典 mitchell33880.files.wordpress.com