NHK「漱石の妻」から学ぶ「絶対」はない。


ここまで数週間

連夜日付が変わってからの

帰宅が続いています。

 

先日から帰り道がめっきり寒くなりました。

もう秋なのですね。

 

金曜日に帰るとテレビではNHKの

「漱石の妻」の再放送が深夜にあります。

全4回で完結なのですが

今3回が終わった所。

先週もリアルタイムでは

見られませんでしたから

明日の、金曜日の深夜に

いや正確には日付けが変わっていますから

土曜日か?

再放送で観るとします。

楽しみなのです。

主演は尾野真千子さん。

 

主人公の父は

舘ひろしさんが演じています。

彼「シブい」ですね。

Cools時代がウソみたい。

それはともかく、

前回の彼の役どころを観て

考えされられちゃいましたよ。

 

彼の役は

元貴族院書記官長。

政争から職を失い

それが焦りを招き

身の丈に合わぬ相場に手を出し

落ちぶれて行く。

家も人手に渡り

借金の保証人を頼む為に夏目を訪ね

妻であり自分の子である主人公に断られる。

それからもまだ目が覚めないのか

また怪しげな相場に手を出し

結局彼が待った相場急騰の戦争を待たず

無念の最期を迎える。

 

私は全然状況は違いますが

なんの疑いもしなかった長年の友人に

金を融通し

青天の霹靂で現金のほとんどの貯えを失い

家住宅ローンを一括返済してから家を失い

事業の為の銀行融資の返済予定の変更を

お願いした過去があります。

振り返って考えるに

実際返済計画はそのままでも

全然大丈夫だったのですけどね。

 

銀行のそれは、

かなり前、とっくに完済しましたが

失った信用は取り戻せません。

 

根拠のないものに怯え

そのまま行けば良かったものを

焦って、

逆に自分を窮状に追い込んで行ったのです。

 

それが為

それからと言うもの

何をやるにしても腰が入らず

家族に窮屈な思いを現在も強いています。

 

設定はまるで違いますが

「落ちていく」

我が身に置き換えて

観ていてドキドキ。

 

幸い現在は借金こそありませんが

綱渡りは相変わらず。

 

ドラマの父のセリフに

「身の丈に合わぬ相場に手を出し」

のくだりがありましたが

正にその通りなのですね。

 

特にお金に関しては

「身の丈」が最も重要です。

何事も「絶対」はありません。

いざとなると自分が一番可愛い。

で、平気とは言いませんが

友人を裏切る結果をも厭わないし

その躊躇もない。

 

「自分の身は誰も守ってはくれない。」

当たり前ですが

それを真から

わかっていなかった私がおりました。

 

何事も良い様に捉えようとする

「悪癖」

ドラマから改めて思い知るのです。

 

で現在は

何事も「最悪」を想定して

事に当たります。

その為には

厚かましく、どう思われようが

構わない交渉をする

私になりつつあります。

 

「なりつつ」であって

小心がそれをまだ邪魔をしています。

 

最も現在の生活は

まだ「最悪」ですけどね。

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