「雨物語」に再会。良いものは経年劣化しない。寝そびれたけど。

私は「邦楽」は余り、と言いますか

ほとんど聞きません。

もっぱら「洋楽」専門。

 

昨夜、日付は変わっておりましたが

とにかく昨夜。

一通りの事を済ませ

床に入りYouTubeをスマホで見るのが

寝る前の楽しみですので

昨夜も同様にアプリをポチッと。

 

今時は以前見た関連の動画が

ズラリと並びますね。

その中に見慣れぬものが一つ。

 

皆さんは「イルカ」をご存知でしょうか?

歌手もイルカさんです。

そう言えば、昔々の大昔。

彼女の曲で良い曲があったのを思い出し

検索をかけますと

出てきました。

 

「雨物語」

感傷的ですが良い曲ですね。

作ったのは伊勢正三さんですが

メロディはもちろんですが

歌詞がよろしい。

現代版の邦楽にはない良さがある。

 

どうも現代版は「会話」調であるとか

自分の気持ちをそのまま口語体で

詩にしたものが多い。

か、「どうでもいいじゃん」の内容。

と年寄りは思うのであります。

 

聞く人の「想像」を

一定の方向に向かわせるのに

削った言葉で表現したものは少ないですね。

この曲は、

つまりは「別れ」の曲ではありますが

それを直接的な表現を避け

一番二番を通じて切なく歌い上げる。

特に二番の出だしは、思うに秀逸ですな。

「誰もが物語る、その一ページには

胸弾ませて入って行く」

このくだり。

ああ 青春なのであります。

 

この年になるまでには色々ありました。

そのどれもが

始まりには「胸弾ませて」入っていったのです。

そして、その結果は現在でも

「甘すっぱい」ものとして

おじさんの心の奥に

仕舞い込まれているのです。

 

この曲以前の

「四畳半フォーク」は

どうにも賛同し兼ねます。

「モロじゃん」ですね。

 

考えるに、あの当時は

70年安保闘争に代表される

サブカルの敗北感と喪失感に

密接に繋がりその反動だったのでしょう。

でもそのサブカルが形骸的には市民権を得て

メインカルにはなっています。

 

そんな事を夜中にしていましたら

またまた懐かしい曲が次々と

「こんばんは」

で、朝起きるのに大変苦労しました。

 

とさ。

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