熊本城再建に対する主婦感情。

先日とある会合で

終了後、知人とお話をしました。

巷で言う普通の「主婦」の方です。

と言いましても

ご主人の仕事の事務をやっておられ

子育てにも忙しい。

そんな方。

今回の震災について話が及びます。

幸い家そのものの損害は左程でもなかった。

家具はめちゃくちゃ。

その後の不自由な生活についても

みなさんご同様ですね。

そこで熊本城の話題に話が及んだ時

外からと内からの感覚の

格差の生の声を聞くことができました。

行政と一般市民との格差でも良いかと。

別に私は公人でもありませんから

それを聞いたところで

何にも反映されませんけどね。

行政としては

「復興のシンボル」として

城の再建計画を発表しつつあります。

「一口城主」もその中の一つですね。

素直な市民感情としては

かなり違和感がある様子。

生活は元に戻りつつありますが

人によります。

住む所が何事もなかった人は幸い。

しかし遅々として進まない

公的資金を使った解体を

待ってらつしゃる方には先が未だ見えない。

人によっても期間の違いはありますが

震災後から

不自由な生活を強いられた状況は

みなさんご一緒。

それに増して

生活の種である仕事に及ぼした影響。

その被害は見た目の被害より甚大です。

この震災に対して

全国から集まった義援金、募金

それらを一旦市民に

平等に分配するべきではないか。

そしてお城再建に寄付したい方はすれば良い。

更に、お城再建の公的な予算を

一般市民生活各種補助の原資として欲しい。

ふ〜む

一理あります。

震災前の水準に生活を戻すのは

かなりの時間と

労力がかかるのはわかっています。

良くマスコミが壊れたお城に対しての

意見を市民に求める

インタビューが流されますが

典型的な「マスコミ先導」

であることはわかりました。

この主婦さんの意見の様な

報道は見た事がありません。

「城がなぜ復興のシンボルなのかわからない」

「市民の生活の復興が最優先なのに。」

素直な感情と受け取れました。

戦後の高度成長期に

鉄筋コンクリートで造られた本丸。

数年前にトンデモナイ金額と材質で

新築した「本丸御殿」

なんだか

町村合併を繰り返し

無理やり「政令指定都市」になった。

それでも人口流失が止まらない。

それとラップするのです。

「何事も見た目を優先するのは良くない」

本物の「重文」の建物

石垣のみ壊れたまま安全に

この震災の「記憶」として残すのが

歴史ではないのか。

う〜む

見事に納得させられました。

アイキャッチの画像は一昨日の

高速での事故。

高速道路も震災の工事が多く

規制も多いのです。

この様な軽い追突は良く起きてます。

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