ここ数日物騒な事件が世界で立て続けに起きている。
バングラデッシュ。
ニースのトラック。
トルコの一部軍部。
その主因は思うに宗教であろう。
現象面だけ見て私たちの国の人の大半は
「怖いね〜」
との感想を持ち
「しばらくは海外には旅行できないね」
となっている事であろう。
確かに怖い。
でもその原因を深く知ろうとはしない。
と言うか理解できなんじゃないかな。
力と力がぶつかり合う原因には幾つかある。
一つ一つ挙げたらキリがないから
なんとなく理解できる事を幾つか挙げると
まず領土。
今はあまりないが
昔は国境を巡って良く紛争が起きていた。
旧ソビエトと中国も以前はやっていた。
ウスリー川ダマンスキー島付近で。
現在は南の海がちと怪しいですが。
それから人種の違い。
これは良くアフリカで起きている。
人種と言うよりは
部族の違いによる事が多かった様に思う。
宗教。
これは歴史とその規模が断然違う。
有名どころでは「十字軍」。
現在は皆さんご存知の通り。
これは日本人にはわかりづらい。
いや「現代の日本人には」と言った方が良いだろう。
良く「パレスチナ難民」と言う言葉を耳にするが
なぜ「難民」なのか説明できる人はあまり多くはない。
その遠因が2000年も前にあった事を知って驚く。
実は我が国にも大昔はあった。
近年、と言っても百数十年前であるが
西南戦争。
これは極論すれば「思想」の違いによるものであったが
それ以前
江戸以前は
我が国でも「領土」「宗教」で殺伐たるものが
多発していた事は日本史で習った通りである。
70年前の戦に負けて
民主主義なるものがもたらされ
我が国はなにやら主義主張よりも
他のものに力点を置いて歴史を進めて来た。
その間に我が国の人々は多くのものを得た。
生活の安定もそうである。
現状、それは少し怪しくなってきつつあるが。
その間に失ったものも多数ある。
失ったからと言って別に悔やんではいけない。
その為に良くなった事も沢山あるのだから。
宗教はその最たる例であろう。
もちろん皆さんどこかの寺の檀家でもあり
神社の氏子でもある。
それも良く考えると世界的に見ればおかしいのであるが
日本におけるその長い歴史から見れば
さほど不自然な事ではない。
しかし、
クリスマスありのハロウィンありのバレンタインデーありの。
探せばまだまだある。
大変面白いのである。
これが「平和」につながるのなら大歓迎である。
現在ネットと言う便利はツールがある。
これを持って「論戦」をする。
非常に建設的ではないか。
これは学問の世界だけではない。
一方方向に力を行使するだけでは
いつまでたってもラチがあかない。
どうだろう。
ネットを主戦場に変えて
「戦い」を「論戦」に変える。
それ専用のお互い認め合った公式サイトを作ってさ。
そうならないかしら。
時間制限なんてないのだからさ。
なんてほざいてみたりして(笑)