無理が通れば道理が引っ込む。現場に遭遇した。

私の職場は現在被災した会社が一時的に避難していて

それに全面協力。

夜になると生徒さんたちが集まり出し

その数は半端ではありません。

「駐車場はありません」

とアナウンスはしてあるものの

これだけ雨が続くと

「なんとかなるだろう」

と車でおいでになる方が多い。

むげにもできませんから職員さん総出で

なんとかしようと誘導に必死です。

ずぶ濡れになりながら。

昨夜でした。

なにやら駐車場で揉めてる様子。

ちゃんとした格好をした30歳くらいの男性が

職員に食ってかかっています。

話を聞くと

ここら辺は電線の地中化はまだですから

電信柱が要所に立っています。

その電信柱に車を擦ったらしい。

その責任を問うて揉めていたのです。

曰く

「誘導がちゃんとしていなかった」

だそうです。

駐車場はありませんと告知済みであり

それでもなんとかしようと誘導されていたのですが

なんか話を聞いていて変。

車はダメよと言ってあるのに

車で来る甘え。

誘導は義務ではないのに

そのせいにしようとする根性。

私の目から見て普通よりも丁寧に誘導されてましたよ。

その前に

「あなた運転免許持っているのでしょ?」

なのです。

免許持ってて電信柱くらい避けられなくてどうする。

それを他人のせいにしようとする気持ち。

わかりません。

「自分の運転の未熟さを嘆けよ。」

と私なら言いたい所ですが

その会社にとっては「お客さん」。

丁寧に説明してらっしゃいましたが

なかなか納得されません。

最後は大げさな身振り手振りで抗議。

離れて見ていると「滑稽」でした。

大の大人が。

事の大小はともかく

世の中、こんな事が多いですね。

お店で子供さんを連れたママさんが店員さんを

困らせている場面にも先日遭遇しました。

自分の事は棚に上げ

どこかに責任を問うて

自分を納得させようとする。

私は小心者ですから

全て「自己完結型」。

それから思うと

声を挙げ無理を通そうとする根性は

羨ましくさえあります。

「通ればこちらのもの」

ですからね。

この世の中道理は通らないものらしい。

結果どうなったのかは知りません。

知って不愉快になるのも嫌ですから。

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