今日外貨取引の会社からメールが来ました。

クロスであるポンドの証拠金を急遽引き上げる。

とのこと。

持っているポジションに気をつけろとも書いてあります。

勿論この事は

イギリスのEC脱退か否かの国民投票を意識したものです。

先日のサミットで安倍首相がリーマン以前の様相を

世界経済が呈しつつあると発言しましたが

それには参加国の首脳はあまり反応しなかった様子。

ですが、各国それぞれに経済的な問題を抱えている事は

否定できません。

イギリスにとってEC脱退は将来に渡る国益以前に

足元に忍び寄る、

いや足を踏まれている現実の経済問題である事は

論を待たないのです。

同じようにドイツでさえ

ドイツ銀行が世界に貸し出しているお金の額は

半端ではありませんが

それがデフォルト起こす可能性が多少でもある事は以前から

指摘されていました。

その金額たるやドイツのGDPの数倍ですから

その万が一が多少なりとも発生した場合、

ドイツのみならず

EC圏内の経済は少なからず影響を受けるのは必至です。

ドイツがEC圏内の経済的な牽引者であるのですから。

スペインにしてもイタリアにしてもEC諸国の

実体経済は予断を許さない事は以前から言われていました。

その様に複雑に且つ繊細に絡み合った状況で

何かが破綻したら

安倍さんが言った事は本当になりかねません。

その意味では我が国の財務省、外務省の分析は良く見ていると

評価したくなります。

昨日も東京ならずNYも神経質な動きに翻弄された様子。

外為も同様です。

東京三菱UFJが国債市場特別参加者をお上に返上したとか。

前例のない事が国内でも起きつつあります。

大きな「うねり」に巻き込まれた時

私の様な小市民が生き残る術はあるのでしょうか。

内需も全然拡大していませんし

得体の知れない大きな動きが

ありそうな気がしてならないのです。

外為のポンドの証拠金を急遽引き上げるとの通達も

ただ事ではありません。

もっとも、ポジションは持っていませんから

何も影響はないのですがね。

理由は簡単。

手元不如意です。

今ポンドに手を出す度胸があれば

「大物」ですね。

当たればデカイ。

取り敢えず

ショート超短期で。

当たるかな？