魑魅魍魎跋扈する娑婆を渡るには足りない頭を気付かされた。これも「感謝」。

昨日とある契約書を持ってお越しになった御仁がおられました。

今までの契約の日付を変えて今日からにしたいとの事。

意味がわかりませんが

「内容は同一。こちらの為を思って」

だそうです。

ますます意味がわかりません。

一通り話を聞くと、別段こちらには不利益はなさそうです。

賃貸借契約です。

ここは、職場の事ですが

入ってから解ったのですが

色々利権が絡んでいる所だったのです。

それが唐突に契約日を変えたい。

これは何かありそうな予感。

「判子をくれ」

と仰るのを何とか時間を引き延ばし

相談しに行く事にしました。

弁護士さんの所へ。

何もなければそれで良し。

ただ、思うのですよ。

「人の為に自ら動いてくれる人がどれだけいるのか?」

特に利権が絡んでいる場合はそうです。

自分の利益があればこそ

能動的に動くのです。

それがこちらの不利益にならないとも限りません。

私は「信用し易い」と言う欠点を持っています。

さすがに「契約書」となると

一歩引きます。

頭のめぐりが悪く

契約書内のつながりは特に私の苦手とする所。

ここは一つ専門家の知恵を拝借する事に

躊躇はありませんでした。

速攻馴染みの先生に予約を入れ

資料を揃え行く事にしました。

危うく話を間に受ける所でした。

こんな所に私の悪癖が潜んでいる事を再認識した次第。

譲って

相手に悪意はなくとも

契約上、もしくは法律上結果として

こちらが不利益を被った事例は数知れませんから。

ただ、私の生き方が下手な理由の一つ。

人の話を自分に都合よく解釈して

相手の真意を測ろうとしない

私の悪癖を思い知らせてくれた事には感謝した一件でした。

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