「欲」について考える。たまにはテレビも良い事を放映する。

先日夜テレビがついていましたのを

観るとは無しに眺めていたら

結構のめり込みました。

短い番組で結論めいた事は出てきませんでしたが

十分考えさせられました。

現在の資本主義について各方面へのインタビューです。

富の蓄積。

根源的な人間の「欲」について。

これは私も大昔考えていましたから

良い検証になりました。

これからは私見になります。

そもそも「貨幣」の成り立ちは

東西で少し違いますが

東洋に於いては

中国の殷の時代からと言われています。

中国と言いましても

中原を指すのであり

現在の版図とは違います。

牧野の戦いで周に負ける迄

約600年続いたと言われています。

別名「商」

商の人「商人」は賈買を生業としていましたが

物理的な問題を解決すべく

考えだしたのものが「貨幣」。

当時は珍しい貝殻だったそうですが

そこから差額の「富」の発生を迎えます。

それから富で富を作り出す事に腐心する事になるのですが

これは「欲」から来るものですね。

物、あるいはそれに代わるものを得る快楽。

他人より富を多く持つ優越感。

確かにそれは自分の中にもある事は否定できません。

「欲」です。

それは人間の根源的なものに由来するのか

永きに渡った環境に先祖から身を置いた結果なのか。

それはわかりませんが

現在では富を得る方法として

自身の嗜好よりも

他人が欲するものを考える方法があります。

私も経験ありますが

外貨取引にしろ株にしろ

自分の意見は反映されないのは当たり前ですが

その流れは

昔から言われていた通り

「美人コンテスト」

なのです。

自身の好みは関係ありません。

大衆の好みを見抜く所にあります。

得た富が果たして人間を幸福とするかどうか。

論を待たないとは思うのですが

現在ではそうも言ってられないのです。

社会システムがそれで成り立っていますから。

ですが以前から唱えられていた

経済学では説明がつかない事が

これから起きようとしています。

まずは富の現物を見る事のない蓄財です。

確かに東京証券取引所に行った事がありますが

昔とは大違い。

とても「お金」とは縁も所縁もない

無機質な所でした。

大雑把に言って

ネットがそうさせたのですね。

それにより伝達速度は益々早くなり

より複雑に、また現物を見る事は

全くなくなるでしょう。

「富む」事を命題としてきた

今までの経済学が大きな変革を迎えるかも知れません。

「富む」事が個人の幸福感を満たす事はあっても

社会全体に及ぼす影響がどうなるのか。

そもそも社会、国家全体に渡り

論じられて研究されて来た物ですから。

画像は

私の「欲」の産物。

良く大衆心理を突いた物造りをする会社ですね。

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