「普通」が愛おしい。 県外に出てきたよ。

先日地震以来初めて県外へ出ました。

開通したばかりの高速を使って。

早朝から出かけ、
目的地には10時頃着いたのですが

晴天も相まって何か清々しい。

何事もない日常がそこにはありました。

屋根のブルーシートが全然ない。

ちょっと離れただけで、

目の前の風景が全く違います。

本当に驚きました。

と同時に「ほっ」とします。

ベンチに腰掛け見上げると

雲ひとつない青空に新緑が絵に描いた様に

綺麗。

会う人毎に、先の地震の様子、

現在の様子、

聞かれますが

伝える術がないのです。

ただ「激しく揺れて」

「今はゴミが凄くて、街中の建物も被害が大である」

くらいでしょうか。

なんとも伝えようがないのです。

「あの後」の不自由な生活を今でも引きずっている事や、

部屋の中の家具がほとんどなくなり、

「被災ゴミは出すな」

のお達しが出てますから

玄関先が廃棄する物のビニール袋の山で

その為に現在も引きずっている心境を。

言ったところで何も変わりませんしね。

2〜3日前に東京の友人と話していましたが、

あまり現在は話題になっていないとの事。

当然ですね。

自分が今までそうでしたから。

出先でゆっくりとフツーに飯を食べ

コーヒーを飲み

だいぶ気持ちはリフレッシュされました。

前線で戦い、

しばらくすると休暇で後方に下がる。

その兵士の気持ちが良くわかります。

帰りは夕方になりましたが

近づくに従って

風景が違って来ます。

いくら見慣れたと言っても、

ちょっと「当たり前」の風景を目にした後は、

やっぱり異様です。

前線に戻る兵士の気分。

どれくらい時間が経てば

「普通」に戻るのでしょうか。

それにしても保険屋さん

遅いですねぇ。

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