大学時代 その1

話は全く前後しますが
大学時代に入っていた研究会。

私より一週早く入っていた女子大生3人組

その中の英文科の女性。

彼女とおつきあいを始めました。

元々根が真面目な人ですので
勉強もまとも。

いや、フツーはそうなのでしょう。
私がダメダメだったのです。

よそ見が多すぎます。

今でも。

思い出すのは2年の時
第二外国語のドイツ語を落としました。

私の学科は特殊で、
一年から専門語と概論が始まっていました。

そうしないととても4年間では時間が足らない。

で、専門語の方はなんとかこなしていたのですが
一般教養の方がどうしても後手に回ります。

で、追試を受けたのですが
どうにも自信がない。

彼女も第二外国語はドイツ語。
敵はバッチリ履修していました。

そこでトンデモナイ事を思いついたのです。

彼女を試験会場に連れて行き
問題を解かせて
それを私がカンニングすると言う
奇策に打って出たのです。

当時の大学の一般教養と第二外国語は
学部学科ごちゃ混ぜでしたし
出席カードも手書き。
「どさくさに紛れりゃなんとかなるさ。」と。

当日隣に座って試験を受けてもらいました。

まぁ感心する事しきり。

サラサラでした。

で、余裕でカンニング。

と、そこで思いもよらぬ事態が発生したのです。

学部学科はもちろん、
3年4年生も混じっていたのですが

斜め後ろに座っていた3年生が
私の脇腹をツンツンと。

そっと覗きますと

両手を合わせ

「頼む頼む!」と拝む3年生。

すぐにその意図を汲み
体をずらして答案を見易い様にしてあげました。

試験が終わり感謝される事しきり。

思えば私が彼女に頭が上がらなくなったのは
その時に既に発芽していたのかも知れませんね。

あ、追試の点数は余裕でほぼ満点でした。