熊本地震 激震体験!3

いよいよ本格的にどうしようか考えなければ。

ガスが止まっていますから
シャワーをどうするか。

市内の数カ所で民間の温泉センターが営業を開始しましたが
いざ行ってみると長蛇も長蛇。

とても並ぶ気にはなりませんでした。

まぁ並んだ所で途中から
「ここで今日は終わりです」
と言われる事が多いのです。

変わった所では海上保安庁が
熊本港で水とお風呂を用意してくれているとのテロップ。

13時から19時迄との事。
この際ですから
変わった事を経験しようと。

仕事である個人情報の含まれる物を処理して
16時頃行ってみたのですが
既に1時間前に終わっていました。

船に積んでいる水の状況から判断したとの事。

全ての事に「想定外」なのです。

皆さん必死です。

私が「おっとり」してるのでしょうか。

やる事の優先順位がありますから
致し方のない事ですね。

海上保安庁に問い合わせてみると
一度は通り一遍の答えでしたが
話しているうちに
わかったら私に電話してくれるとの事。
親切ですね。

「何時までなら電話して良いですか?」

「どうせ寝てませんから何時でも良いですよ。」

今日も行政の方と電話で話しましたが稟議の上、本当にこちらに電話くれたのには
驚きました。

少し個人的な話しもしましたが
その方も被災されているのです。
自分の家の処理も手付かずなのに
仕事とは言え頭が下がります。

家内の顧問先へのお見舞いに付き合って行ってみました。
なんせ、道路が陥没やらコブやら危ないですからね。

結構古い町並みの所ですが被害が凄いですね。

IMG_1691

顧問先も相当な被害を出してらっしゃいました。

一度目の地震後
翌日掃除等されて商売を再開できる様準備。
その夜中に二度目の地震。

「もう力抜けた。」

「何もする気にならない」

良くわかります。

その方は地区の世話もされてらっしゃいますが

ボランティアで地区の被災者の手当てを
されていた時の事を話して下さいました。

昨日私も経験しましたが
ボランティアの方たちに文句を激しく言いながら
詰め寄る人もいるそうです。

他府県からも民間のボランティが来てくれてます。
その方たちにも激しく詰め寄る人もいるそうです。

見るに見かねて

「この人たちは鹿児島から来てくれているのですよ!」

と堪りかねて遮ったそうです。

かと思えば

支援品を届けてくれた自衛隊が帰るにあたり
女子高校生が6人横並びに並び

「ありがとうございました」

思わず涙が出そうになったとの事。

まず経験できない事だらけの今回の地震。

将来、あんな事もあったよね。
と言える事は間違いないでしょう。

でもその前に落ち着いたら
日常の仕事がどうなるかとか
フツーの悩みが待っているは間違いないのです。

今は非常時。

全てが非日常なのです。

昨日避難所に炊き出しもらいに行って感じたのですが

今までのクライシスから何も学習していないと。

避難所では数時間経ち落ち着き出すと
色々個人的な問題が発生します。

着替えとか他人の視線とか。

これまで良く言われて来た事ですが
プライバシーに対する配慮が全く足りません。

確か段ボールの衝立とか
三陸沖の時は言われていた様に思いますが。

いや阪神淡路の時から言われていた様に思います。

その感覚は自身にもありますから

ですから就寝する時は車なのです。

「熊本地震 激震体験!3」への2件のフィードバック

  1. おっしゃる通りです。
    今は、非常事態で非日常ですよね。
    食事が足りると、次に衣類、次に…。と
    必要なものが変わっていきます。
    決して我がままとは思いません。
    家が壊れ、生活が壊れ、その傷を癒すのに
    必要なものです。
    早く、早く日常が取り戻せるように
    早く、笑顔が取り戻せるように
    願います。

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