カルメン マキ&OZ 「私は風」 昭和だぜぃ。

NHKの番組で「72h」と言うのがありますね。

定点で72時間そこに現れる人たちに話を聞く。
色々な場所で行われて来ました。

好きな番組の一つです。

それぞれに事情、背負っているものが推察されて

「そだねぇ〜」

と安心やら共感する事もしばしば。

昨夜放送されたのは新宿のデイスク ユニオン。
昭和館での定点でした。

以前の神保町編も面白かったけど、
昨夜のも興味深いものがありました。

昭和歌謡の中古レコードを買いに来た人たちの話。

当然それぞれに思いがあって来られるのですが、

「おっ!」

と思った人が一名。

フランスの方でした。

探しに来たのは

「カルメン マキ&OZ」

フランスで聴いて

ざっくり言うと自分の感性とマッチした。

との事。

意外でした。

異国の地でこのアルバムに出会ったのが不思議です。
元々日本に興味あったのでしょうか。
彼の地は元々Japonismeに大変理解のある国ですから。

もう随分前のアルバムです。

カルメン マキさんは「天井桟敷」出身で
デビュー曲とは全く違うロックに転じた異色の人です。
ギタリストの竹田和夫さんと渡り合う実力派。

実は私も好きで

だから「おっ」だったんですけどね。

欧州人にこの良さがわかるとは。
驚きました。

このバンドは歌詞にもかなり重きを置いており
それがわかっているのか、いないのか。

特に彼が好きだと試聴していたのは

「私は風」

これまた、
それまでの和製ロックではなかった大作で
構成が少し複雑です。

確か10分超えていた様な。

「一人ぼっちも 気楽なものさぁ〜」

とシャウトする部分は白眉ですね。

そのバンドのレコードを探しにわざわざ来た。

感性に正直なのでしょう。

と、思ったのですが

多分私が聞いて良いと思う「切り口」が多分違うと。

今、世界で日本の
アニメ、コスプレ、ゲームがブームの様子。

これも多分
我々日本人のツボとは違う琴線に触れているのだと。

でも価値観は多様ですから
一向に構わないのです。

アキバみたいに。

我々の時代は電気街でしたが
現在の若い人たちにとって「アキバ」は
全く違う街なのでしょう。

でもね
私が今アキバ行っても面白いと感じますよw

 

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