大学時代 卒論

は、書き上げましたが
その審査があります。

主査と副査の先生の二人掛かりで審査されます。

両方とも結構厳しい先生でしたから
かなり緊張しました。
特に副査の先生は、
よく落とす事で知られてました。

こちらは資料なしで答えなければなりません。

あまり読んではいないだろう。
と、たかをくくっていたら大間違い。

提出した論文のかなりの箇所に付箋が。
敵は読み込んでいたのです。

ビビりました。

専門的な問答が約一時間。

冬だと言うのに汗ビッショリ。

終わろうかとする間際

「君、これ訳本使っただろ。」

終わった。

と思いましたね。

厳重注意されました。

二人で何やらヒソヒソ話しています。

で、

「他の単位は足りてるのか?」

「はい」

「そうか。じゃ卒業だ。おめでとう。」

と、握手の手を差し伸べられました。

「ありがとうございます。」

イッキに力が抜けて安堵したのを覚えています。

「反則」を差っ引いても

多分、方向性が幸いしたのだと思いますが。

部屋を出ると

次に審査受けるやつが座って待っていました。

終わった私を、不安げに見上げます。

後日の科の謝恩会で

優秀論文の発表があり

賞品は、その道では有名な先生の「書」でした。

勿論私には縁はありませんが。

最高と言われた論文は、なぜか入っていません。

理由を聞くと

あの論文は「学士論文」の域を出ている。

「修士論文」として彼が院に来てから

改めて審査する。

との事。

すごい人もいるものですねぇ。

対象者はものすごい勤勉なヤツがいたのですが
その力作と言える論文がとりました。

一応私も評価はA。

これで大学ともおさらばしたのです。

謝恩会のホテルから見える学校がありました。

多分、小 中 高 の一貫校でしょう。

綺麗な学校でした。

それは私が昔々 行きたくても行けなかった

ブランド校でした。

仇は後々倅が取ってくれましたがw

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