ボレロ が見たい!唐突に。

「舞踏」バレエの世界は書き出したらキリがない。
ですからシルビィ ギエムさんとジュルジュ ドンさん。

それも「ボレロ」
モーリス ラベルの「あの」ボレロ。

「20世紀バレエ団」の天才振付け師。
モーリス ベジャールさんの代表作。
まぁようあんな振付けを考え出すものですね。
流石天才。

と、同時に踊り手にもトンデモナイ技量を要求しています。
両者に取ってもこの作品は代表作。
当時はあまり映像が無い時代でしたから
最初に見たのはジョルジュさん。

身体一つ、それも極力装飾を排した衣装で踊ります。
驚きました。

表現力豊かにして力強い。
汗が飛び散り熱が伝わる様。
魅了されました。

後に公開された映画「ボレロ」
邦題は「愛と哀しみのボレロ」
何度観に行った事か。
日本公演のチケット取ったのですが
本当に仕事が忙しく無駄にしました。

続いてシルビィさん。
ボレロを踊っているのを知ったのは
当時の車雑誌NAVI鈴木編集長の小さなコラムでした。
小さな画像が一枚。
ジョルジュさんと同じ衣装で
跳躍したものだったと記憶しています。
で、俄然興味深々。

観てビックリ。
「これは一体?!」
力強くしなやか。
表現力が豊かなのは言うまでもありませんが
良く見ると、トンデモナイ技量。
頭頂まで「スッ」となんの違和感もなく脚を持ってくる。
それが「当然」の様な振付け。

驚きました。
彼女も「天才」の名を欲しいままにしていた人
とは知っていましたが
同じ振付けを比較する機会があろうとは。

もっとも彼女の頭頂まで脚を持って来る技量は
クラシックの世界では当時物議をかもしていた様ですが。
(角界でも「股割り」する位だから出来る人いるかも。)
でも「ボレロ」に関しては、それはなくてはならない。
流れが兎に角自然なのです。

元々ベジャールさんのそれは
女性に向けての振付けだった様ですが
ジョルジュさんが男性でそれを「こなして」しまった。
で、世に広く知られてしまった。
らしいです。

彼女は昨年引退しましたが、その引退公演に選んだのが日本。
何度観ても素晴らしい!
テレビでですが。

何度観ても「鳥肌」です。

ジョルジュさんは夭折しましたから
当然その実際をもう観る事はできません。

シルビィさんは御年51。
凄いですね。
失礼ながら、この年にしてあの動き。

昨年でしたかNHKのニュースウオッチ9で
彼女の独占インタビューが放映されました。
飾らない自然体で美しいのは勿論、
あの年にしてその好奇心、それに対する真摯な向き合い方。
「マドモアゼル ノン 」が丁寧に応えて行く様を堪能しました。

ところで、とても気になる事が一つ。
インタビューに答えていた彼女の腕にあった時計。
女性ものにしては少し大きく、男性ものにしては小さい。
他の画像でも見ましたが同じ時計の様子。

ステンに白文字盤。
良くお似合いでした。
あれは一体どこのメーカーのものだったのでしょうか?

以前広告出演していたロレックスなのでしょうか?

変な「オチ」ですねw

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