山岳部 モロ体育会の 4

定期的な健康診断がありました。
そこでチョイと問題が発生。
不整脈が出たのです。
今はなぜか全然出ませんが。

で、その結果を部の幹部に見せた所
あっさり
「退部」
の申し渡し。

過去、そして現在の部の活動状況から
「不適格」
との判断だったのです。

前に書いた様に「体育会」系の部から退部するのは
容易な事ではありません。

でも生死に関する事との判断。
力抜けました。
しかたがありません。

退部後も良く部室に顔出したり
部活の訓練を見学に行ったり
同期のヤツが私のアパートに泊まり来たりと
未練タラタラでした。

今ではあのキツかったトレーニングも
奴隷奉公の店員も懐かしい楽しい思い出です。

以前から部費は枯渇しており
二年までは放課後、協力してくれる登山用具店で
交代で店員として働きます。
バイト代は全て部に払わられ自分たちはもらえません。
色んな人に出会えてそれも楽しい思い出ですね。

これをきっかけに
それまでチョットだけさぼっていた研究会が
私の主なフィールドになるのです。

色んな大学から集まっていました。
優秀なヤツが多かった。
深い所まで読み込んで発言する。
これは今までの私が持っていなかった習慣ですね。
なんせ私は「その場しのぎ」が幼少より身についてましたから。
同学年でもこんなに違うのか!
と、ビックリするやらガッカリするやらでした。

主催されている神父様もこれまで会った事のない様な
心は広く、研究熱心な方でした。
最初はチョットとっつき難いと感じましたが
回を重ね、
その人柄に触れる内「本音の人」と信頼する様になったのです。
研究会は現在も続いており毎回メールでお誘いがあるのですが、
いかんせん
こちらは地方ですから出席するのはままなりませんけどね。

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